2014年9月2日火曜日

アイツを超えろ!その1(★お勧め)

未だにアイツを超えるヘッドホンアンプを作ることができない。
今まで適当な思いつきで作ってたから、ちょっと論理的に検討してみた。

アイツには入力Cと負帰還の接地にCを入れてある。
僕は信号ラインへのC否定派ではないが(しかしフィルムコンに限る)、それはそれで味わいがあるように感じるからだ。現にアイツは本当にとてもとても良い音がするのだ。
しかし、ここはCの味付け無しでリアルな音を求める方針で行こう。

そこから導かれるのが、

①Cレスにするため、入力部の差動回路はFETを使う
②①のFETは2SK170だと利得が高くて不安定になりがち
③②の理由により、FETは2SK170以外を使うことにする(2SK30や2SK246)
④2SK170以外のFETは利得が期待できないため、Trによるカレントミラーを組み合わせる
⑤最終段は僕が好きなINVダーリントン接続とし、出力インピーダンスを低くする
⑥さらに出力インピーダンスを下げるため、電源の電解コンを強化する
⑦チャンネルセパレーション確保のため、電源にはCRによるローパスフィルタを付ける
⑧発振は避けたい。出力にコイルを入れてみる。その音的な効果にも興味あるし。ダメなら外す
⑨Zobelはシミュレーション上パルス波が鈍るから入れたくないから入れない
⑩フィルムコン以外は安価なパーツを使う縛りで。抵抗はカーボン、電解コンは一般品
⑪⑩に絡むが、全ての部品を秋月か千石で買えること

上記を検討したのが、

この回路。
今までのとあまり代わり映えしないが、不思議とまだ作ったことがない。
信号ラインに直列にはコンデンサは入ってない。位相補償のフィルムコンが2つのみ。これはマイカとスチコンを使うつもり。

実はこの回路のヒントはこの子にあった。とてもポテンシャルを感じる音であったが、高域の耳に刺す感じがなかなか取れなかったのだ。かと言って発振してる感じでも無し。。。超高域が発振気味だったのかもしれない。
これで自分の中で2SK170がじゃじゃ馬認定(笑)されてしまい、この記事となったのであった。

さて、中身を決めて行こう。。。



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